満ち欠けの物語

結果は現実逃避ポエミーブログ

ホメチギリストを全力でホメチギリたい

来たる1/30(水)、我らがジャニーズWESTの通算11枚目となるシングル、「ホメチギリスト/傷だらけの愛」が発売されます。

 

ヤッター!わーい!!パチパチパチ(拍手)5周年イヤーおめでとー!!!

 

タイトルが発表された日の歓喜と困惑、ラジオで初披露された日のこれぞ「ジャニーズWEST」と言うべき安定感、MVが初公開されためざましテレビの興奮、フルサイズ音源がラジオで流れた日の感動…。ずっと、発売が待ち遠しくてたまりませんでした。

 

断言出来る。

ホメチギリストを歌えるアイドルグループは、日本全国どこを探してもジャニーズWESTしかいない!

(まぁ他のアイドルグループが歌いたいかは別として…)。

 

というわけでわたしのなかのホメチギリスト激推しポイントです。

 

ザ・昭和歌謡

クレジットが発表されました。

作詞作曲:岩崎貴文、編曲:CHOKKAKU

ジャニーズWEST曲を語るのに欠かせないお二人です。同じ組み合わせでの曲は

デビュー曲かつ代表作のええじゃないか

MVが昭和のテレビなズンドコパラダイス

ズンドコパラダイス
 

アニメ「逆転裁判」OP曲の逆転Winner

逆転Winner

逆転Winner

 

サーティワンアイスのCMソングに採用された可愛らしいYa!Hot!Hot!

 

これらの曲の共通項は「どこか聴いたことのある懐かしさ」だと思います。

耳馴染みの良いメロディ、王道のコード運び、それでいて華やかかつほんの少しコミカルな楽器使い。昭和の、それも高度成長期って感じがする音だなぁという気がします。

テンポとアレンジが絶妙なのと、ジャニーズWEST本人たちの歌い方は平成の子の歌い方なので古くならずに聴けるのではないかな。

ホメチギリストはそんな彼らの楽曲の昭和歌謡感をぎゅっと詰めた作品になっています。

よく言われているのはちびまる子ちゃん(おどるポンポコリン)っぽい、おジャ魔女どれみ(おジャ魔女カーニバル)っぽい、忍たま乱太郎…など。私は笑点のテーマと8時だよ全員集合を感じましたがこれはジェネレーションギャップというやつか…?

これらに通じるのは親しみやすさ、世代を超えて楽しめる安心感、家族団欒の時間にテレビから流れる音楽といったイメージではないでしょうか。

老若男女から愛されるグループを目指す彼ら、ときめきや憧れよりも、隣で笑っていられる存在になりたい彼らにぴったりの明るく元気が出る音楽です。

聴いた瞬間に岩崎さん曲だって分かりました(笑)。

 

MVが最高

いやもうなんたって女装。恒例の女装。恒例って。メンバーの誰かもしくは全員がMVで女装するの4回目だしMV以外の特典映像やドラマなんかも含めたらだいたい年1以上のペースで公式に女装姿リリースされてるからもう恒例でいいか。クオリティが年々上がってるのもすごい。女子より可愛いという表現を使うのはもはや失礼なレベル。

メイクさんスタイリストさんの女装としてではなく女子としてナチュラルな雰囲気で可愛く!という熱い気持ちが伝わってきます。

そしてジャニーズWESTさんは全員役者業ができる演技派グループなので(あえて全員と言う、なぜなら私は淳太くんも演技できると思っているから)、たとえMVの女装だろうと手は抜かない、本気でOLのパジャマパーティーを演じきる!!

ジャニーズWESTの高い演技力と、スタッフさんたちの完璧な美人OLを作り上げ世界一かわいく映像化しようとする技術、プロフェッショナルが生み出したアホの結晶であるMVをフルで見る日が楽しみです。

全然触れませんでしたが1番のサラリーマンコスも最高にリア恋なので心からオススメします。

 

疲れた社会人への応援歌

これだけのためにこの記事を書いていると言っても過言ではないです。

社会人の皆様、そしていつかお仕事をするであろう皆様にはぜひホメチギリストを心のプレイリストに加えておいてほしい。

ジャニーズWESTの曲、特にシングルのA面やアルバムのリードになるような曲って、関西弁が多くて前向きで明るいというイメージがあるのですが、明るいだけではなくて日常のやるせなさがさらりと織り込まれていたりします。

 

悔し涙もこぼれます

どうも近頃あきまへん

てんや(てんや)

わんや(わんや)

しんどい日々やから…

ジパング·おおきに大作戦」

 

しみったれた日も 甘ったれな日も

笑ったれ 踊ったれ キンキラキンのキン

「ズンドコパラダイス」

 

なんで僕たちは同じ夢見れないの

大切な人今も泣いてる

「バリハピ」

 

散々な1日も笑い飛ばそう

プリンシパルの君へ」

 

関西弁はイントネーションのあたりが軽いのでちょっとネガティブな言葉も笑いに変換できてるんですね。そもそも笑いはそのまま受け止めると辛かったり困難だったりする事象を少しずらして現実とコミットしやすくする方法です。それを踏まえると彼らが全力でコントに取り組み、毎日わちゃわちゃしている話をたくさん教えてくれるのって愛しさでしかないですね…。君たちが大好きな俺らはこんなに毎日オモロく過ごしてるから君たちも笑ってな!ってことですもんね(涙)(きっとそこまで考えてないよ)。

毎日何もかもが全て思い通りで楽しくてしょうがない!みたいな大人ってきっとほとんどいなくて、むしろやることなすこと上手くいかなくてツイてないなと感じてる人の方が多いのではないでしょうか。

ダイヤの原石のような才能も、神様がくれるチャンスもそうそう転がってはいなくて、結局変われるかは自分の意思なんだけど、なかなか踏み出せないときだってある。

でもそんな冴えない日常や情けない自分を、彼らは笑いながら認めるように歌うのです。 

 

翻ってホメチギリストでは、かなりストレートに社会人の悲哀が描かれます。本人たちも1番の歌詞がサラリーマンで2番がOLと言っていました。ターゲット設定がかなり限定的で明確ですね。

ホメチギリストでは間奏で彼らにベタ褒めされるタイムがありますが(笑)普通に生きてて人から褒められることなんて滅多になくて、あったとしてもそれは本心なのか?と疑心暗鬼になって余計なことを考えてしまったり、なかなか素直に自分の今を認めることって難しいんですよね。でも「褒めちぎる」という言葉の大袈裟さ、「ホメチギリスト」というワードのユーモラスさに心を絆されると、他人の評価ではなくて自分を自分の物差しで甘やかしたっていいんじゃないの?とでも言うような「たまには自分を褒めちぎろうぜ」というメッセージが素直に浸透してきます。

彼らにはもちろんサラリーマン経験もOL経験もありません。ライブで、テレビで彼らの姿を目にするたびに全然違う世界を生きる人だと実感します。

だけど社会人の哀しさと明るさを歌う彼らの言葉を信頼できるのは、キラキラと毎日楽しく生きてるような彼らも「描いていた将来とは違った形になってしまった今」や「がんばった自分にご褒美をあげて涙をこぼしたい1人の夜」がある社会人の1人だからなのかもしれません(※全部妄想)。

上手くいかない日もある、誰のせいにもできなくてただ辛くて泣きたいときもある。嫌なことをパーッと忘れてなかったことにするのもひとつの手段。でも、情けない自分だってよくがんばってるよと認めて褒めちぎる時間があれば、オンの時間もオフの時間も、身近な人も最近会ってないけど大好きな人だって、今よりはほんの少し大切に出来るような気がするから。

 

日本全国、みんなホメチギリストで上がってこーぜ!

 

ところで大阪とんとんダンスとは…愛奴隷ダンスもまだあやふやなんですけど…。