満ち欠けの物語

結果は現実逃避ポエミーブログ

縦横無尽にspin the world~配信ライブW trouble感想メモ~

ジャニーズWEST配信ライブW troubleの備忘録です。

個人的な記録のため抜け漏れ・記憶違い・読みにくさ等はご容赦ください。あくまで「感想メモ」のため詳細なレポートを期待している方のご要望には添えません。

また、このメモではW trouble12/13夜公演を中心に記述を進める予定ですが、12/11からの全5公演を視聴しているため、公演内容には多少の混同が起きている可能性があります。

 

それでは、以下W trouble感想メモです。

 

オープニングムービー、ジャニーズWESTのコンサートのオープニング映像は(とはいっても他のジャニーズアーティストのコンサートに足繫く通っているわけではないので主観でしかないのですが)いつも洗練されていてかっこいいと思う。かっこよさ、だけではなくて、現実から地続きの夢の世界に連れて行ってくれるような、どこかコミカルで楽しさがあふれるような映像。でも今回に関しては、藤井流星Pがアルバム特典映像の演出にも一部関わっていただけあって、しっかりとW troubleの世界観を踏襲した作りこまれた映像になっていました。スプレーアートでメンバー紹介されていくのワクワクしたな~!!

映像が終わった瞬間に、メインステージからセンターステージまでまっすぐ、花道を特効の火花が走る。まだ誰もいない道を、世界に抗うW troubleの7人が切り開き駆け抜けていくかのように。

メインステージに現れた7人。謎のヒーローW troubleがマスクを外した瞬間、観客(配信なのでほかに見てたひとはどうか知らないですが)のテンションは最高潮となり、ライブの高揚感を十分に実感したのではないでしょうか。

そして。

 

えええええええええええ!!!?!センターステージになんかいるんだが!!?!?

 

え、いやま?え??イリュージョン???

初めて見たとき動揺しすぎて最初のサビまで理解が追いつきませんでした。

金網にドラム缶という治安悪いセットで「ケンカ強なった気がする~」とウキウキしてたごくせん出身桐山さんが大変かわいかったです。W troubleはもともとストリート系をコンセプトとしたアルバムだったので、それを端的に表した演出がこのパートだったかなと思います。

W trouble(曲名)でほとんど踊らなかったのは意外だったのですが、もしかするとこの突然現れる仕掛けが配信だからこそできるものだったので、ダンスはやめたのかな?JWHLwY配信やMステ、プレミアム配信などでダンスver.は何度か披露できていることも理由だったかもしれません。でも、「最高最高最高最高!」をWESTと客席と一体になって踊るのは見てみたい光景なので、いつか観客ありのコンサートでW trouble踊ってほしいです。

続くone chance、イントロが流れたときの高まりがすごかった。予想外の選曲だったのですが、「救世主が必要」「人生を変える」「ヒーローは心の中にある」などキーワードがW troubleのテーマと合致していて、藤井Pの構成力に感服しました。

そしてUnlimited、ここまで来たときにまだ3曲目なのにもう胸がいっぱいになってしまいました。

one chanceとUnlimitedはアルバム「なうぇすと」の収録曲です。そしてこのアルバムは、ジャニーズWESTの初となるドームコンサート「24から感謝届けます」の前に発売されました。なうぇすとのコンサート構成は淳太くんと流星くんが担当しています。

 

 

なうぇすと(通常盤)

なうぇすと(通常盤)

 

 

 

 

 

 (ジャケットのデザインが海賊盤っぽいのも今やなつかしいな・・・)

 

4年越しのドームへの想い、流星くんが携わってきたこれまでのコンサートへの想い。

かなり個人的な感情ですが、わたしがジャニーズWESTを好きになったのもちょうど4年前で、当時まだジャニーズのデビュー組末っ子だった彼らの勢いがひたすら若くて楽しかったのを思い出してぐっときてしまい…。24コンはデビュー前の彼らを連れてきてくれたコンサートだったと捉えているのですが、そのときのように、Wtrには初めてのドームにはしゃいでいた彼らを連れて来てくれたんだなと思えてちょっと泣けました(予告ですがこの先ちょいちょい泣きます。年を取って涙腺が緩くなっているだけなのかもしれません)。

 

ってえっ?あれっ!?!ええええ衣装変わったあ?!あ???

 

と驚いている間に始まるプリンシパルの君へ。この曲、ほかのグループのファンの方も含めて人気曲の一つといえるんじゃないでしょうか。その割にリリース当時の扱いがさほど良くなかった(発売後以降披露の機会が少なめ)気がしていたので、今年は728の日をはじめとして何度か聞く機会があって嬉しかったです。「のんちゃん魔法かけて~」で小瀧くんが会場の光を操ってくれるの可愛らしくて大好きでした。”カラフルになれ”だもんね。

WESTォォォォ!!!は音源聴いて自己紹介曲のはずですが出来上がったこれをどういった心持ちで受け止めろと?となった曲第一位だったのですが、コンサートだと楽しくていいですね(単純)。盛り上がってくれる関ジュちゃんたちがかわいかったので大満足です。そういえば今回ソーシャルディスタンスなのかあまり関ジュちゃんたちと激しいスキンシップがなかったのはやはり少しさびしかったですね。それでも一緒にカメラ映ったり最終公演では奥村くん名指ししたりいつものようにバックについてくれる子たちを気に掛けるジャニーズWESTも見られてほっこりする場面もありました。

で、バカみたいっていうかバカなんですけど、WESTォォォォ!!!で泣きました。

最終公演のなかで一番泣いた。嘘でしょ。わたしも嘘だと信じたい。

わたしがジャニーズWESTというグループを好きでいる理由って、辛さや悲しさや、マイナスな感情をその情けなさごと一緒に笑ってくれると感じられるところにあるんです。受け取り方は人それぞれだけど、わたしにとっては、「きみはダメじゃないよ」ではなくて「ダメでも笑っていいよ」と言ってくれそうなのが彼ら。

そんな風に普段から勇気づけてくれるひとが、アホやな!って歌を全力で楽しみながら

キミを笑顔にするためにやってきた

願い叶える 7人の戦士やで

キミに笑って欲しいから歌うよ

いつも心に  7人の天使やで

WESTォォォォ!!!~愛のセッション/ジャニーズWEST

泣くわこんなの。世界一平和的解決のアベンジャーズじゃん。

というわけでべそべそしていたんですが写真撮影の淳太くんジャンプでゲラッゲラ笑って戻ってこれたので本当に中間淳太ってすごいアイドルだと思いました。

 

 Interのショートムービー、Wtr世界でもノゾムくんが北海道推しでいてくれるので道民はニヤニヤが止まりませんでした。第二の故郷で待ってるからね!

 

わっ!?!!!ジャングルジム出てきた!!!(もっと他に言い方はなかったんか。そして本当にジャングルジムのように使われてしまったのでもう世界一イケてるジャングルジムにしか見えなくなってしまいました)

 

密着をできる限り避けながら動きがあり見映えのする演出を、というところに組み込んだTry me nowのパルクール最高にかっこよかったです。欲を言えばスロー再生で見たかったのと、全員の全部の動きを見せてほしかった…。円盤化たのむ……。あと音源で聴いたときはそこまででもなかったあきとくんの「火遊びじゃない」に散々弄ばれてどうしてくれるのかと……。

もう全然記憶ないけどなんかGlory Daysはきりかみ!って印象があったのでこの感覚の正体がわかる方はそっと教えてください。

SurvivalはTHE 神山智洋。わたしなどが表現できない。神山くんのジャニーズWEST愛には一生かけても勝てないなと作品を通していつも痛感します。

からのSpecial Love鬼か。もっと呼吸整えてから歌いなよ…。と老婆心が出つつもアドリブ部分のきりはまかみ3人ですぐ引き込まれてしまう。7人が向き合ってお互いの呼吸を感じ取りながら歌っている姿が素敵でした。歌の技術的なことはさっぱりわからないのですが、3日間、5公演の間にどんどん歌の重なりが美しくなっていて、コンサートが進化していく、歌が育っていくという過程を見せてもらえたことも一つの収穫でした。

 

MCでいつものやりとりにほっとしつつ進むバンドセットパート。

実はほんの少し期待はしていたのですが、でもまさか本当に生バンド連れてきてくれるとは…。スペシャルダブトラバンド(って言ってたよねたしか?)の皆様が今回のMVPです。あまりによかったから現地で音圧感じたくなってまた泣きました。

今年は結局シングル1つしかリリースがなかったけれど、その曲が『証拠』で良かったと改めて実感できました。たくさん音楽番組に出演していつも全力で歌ってくれて毎回元気づけられてたよ、ありがとう。


ジャニーズWEST - 証拠 [Official Music Video]

そして、いまや入手困難な幻の人気曲となっているアンジョーヤリーナをバンドで!!

歌いだしで感極まったのか重岡くんが顔をぐしゃぐしゃにしてて、それが大笑いのようにも号泣のようにも見えて、熱量を受けてか神山くんまでちょっと目が潤んでるみたいでもうなんか「かみしげってエモい」(語彙力は消滅しました)。あとツイン→ばどの歌割はもうむりです(語彙力はもとからありませんでした)。

たぶん今、毎日を続けることが困難だったり、世界を信じられなかったり、そういう気分のひとが増えているのだろうし、配信を見ていたひとのなかにも複雑な事情や感情を抱えた方がいたかもしれないので、より多くのひとに「愛せ 君の人生」という言葉が届いたらいいな、と願います。

週刊うまくいく曜日は配信を通してもっともっと好きになりました。いつの間にかラララパートで全員が同じ動きをするようになったり、「週刊うまくいく曜日」でジャンプしたり、淳太くんがジャンプ失敗して #瞬間うまくいかなかった淳太 でトレンド入りしたり。本人たちが楽しみながらパフォーマンスを育てている最中なので、来年のリリースを心待ちにしています。


ジャニーズWEST - 週刊うまくいく曜日 [Official Music Video (YouTube Ver.)]

 

濵田さんのハピバMCについてはあまり多く語りません。

というか起こった事態をいまだに飲み込めないでいる。わたしは彼らのことを何も知らないな、とわかっただけだった。ただわたしが信じている彼らの「一緒にいて楽しい大切な仲間」という言葉が今この瞬間は本当であってほしいと思います。

 

ユニット曲全部天才でしたね!知ってた!!

The Callの導入映像、濵田さんと流星くんの若干の解釈の違いのような、乗せる感情の違いを読み取れてよかったです。あとねーーー、踊るんだったら言ってくれ心臓跳ね上がったわ!!!いや、まあ冷静になれば分かったかもしれない。この二人ダンス上手だし相性も良さそうだよね、わかってはいたわ。でも歌が良すぎて立って歌うイメージしかしてなかったんだよ、急にダンス始まって初見は「ヒィッ」て声出ました。

余談なんですがこの曲、というかThe Callに限らず通信手段を織り込んだ歌はいつだってそうなんですけど、とても時代的だなと感じました。

震え続けたままのPhone握りしめた

The Call/藤井流星・濵田崇裕(ジャニーズWEST

この表現、2020年を生きる我々にとってはごく当たり前なんですが、例えば1998年リリースの大ヒット曲Automaticは

七回目のベルで受話器を取った君

名前を言わなくても声ですぐ分かってくれる

Automatic/宇多田ヒカル

となるわけで、通信手段の違いが行動の違いを生み、その行動が何を意味しているかも変わってくるという面白さを感じました。

(いやこわいんだけどまさか00年代以降の生まれの子たちってそもそも受話器って何?みたいな感じですかね…名前を言わなくても声でわかるの意味がまずわからんみたいなことある…???)

 GimmeGimmeGimmeの話はTwitterで散々してるんだけどまたするね!好きなので。

まず導入映像ちょっと笑ってしまいました。あのイケメンDAREYANEN。その後SNSによって何者か判明し驚いたしまた笑ってしまったよ。そんなややこしいひと出してこないで。すごすぎて平伏しました。

導入映像、作りこまれていたのでかえってチープさというかB級感もあるくらいの雰囲気だったのですが、わたしにとってはそれが好ましく思えました。「悪い男」を好きなひとって少なくないし多分に漏れずわたしも大好きなんですけど、それはやっぱり想像上の話であって、理想と現実を行き来する存在のアイドルにはあまり推奨してほしくないなというのも本音です。なのであの導入によって、Gimmeの世界はあくまで作り物、映画やドラマや小説に登場するドンファンのような色男なんだよ、と前置きしてもらえているようで安心してストーリーを楽しめました。

で、神山くん~~~~~サングラス~~~~すき~~~~~かっこいい~~~~~~!!!!(誰担)

衣装最高でしたどうもありがとう。

そしてそして何より、花束捨て演出最強ありがとう。

贈り物をぞんざいに扱う無情さ、一輪ではなく「花束」だったことから複数の花を散らしている可能性の示唆など色々読んでしまいますよね。直接的ではなく様々な憶測を呼ぶ方法を取っているのが洒落ていて大好きです。誰が考えたんだろう?すごいよね!

羽根が舞い落ちるなかで踊る中間淳太さんはどう見ても美しい堕天使でした。

どゆのがもっとハードな雰囲気にするかと思ってたら衣装もステージもシンプルでギター持って二人で立っているというのが非常にハマっててかっこよかった!楽器に詳しくないのですがかなり良いギター持ってらしたそうですね。さすがです…。重岡くんがサングラスしてるの珍しくてドキッとしてしまった。かなり際どい歌詞ですが重岡くんは男っぽく、小瀧くんは甘さを残しつつさらっと歌っているのが品をなくさずにいてよかったです。決め込みすぎないラフな空気感が旅のなかでも"trip"を想起させるところもまたオシャレでした。しかし重岡さん、完全に「どーゆーのがーすーき?」って歌ってましたよね???はーーー?聞いといて最後は俺次第かよ!たまんねえな!

 

伝統の関ジュコーナーすばらしかった。

今回バックについてくれた関ジュちゃんたちは公式には「無所属(ユニットなし)」の扱いですが、自ら「マッタン冷え性」という歌を作り通称「マッタン」と呼ばれている歌もダンスもアクロもいけちゃう子たちです。

WESTドリアイでもバックについてくれていたので、来年1月発売のシングル週刊うまくいく曜日初回Bの特典映像で彼らを見ることができるんです!ぜひどうぞ!

 

週刊うまくいく曜日 (初回盤B) (特典なし)

週刊うまくいく曜日 (初回盤B) (特典なし)

 

 

Go Low Lowは綺麗にまとめられていてアダルトなジャニーズWESTが素敵でした~。衣装もフォーマルであまりステージ衣装っぽくないところが気に入っています。それぞれのスーツの着こなし方に個性が出てました。こういった制限のある演出でもキメ方が上手いと感じるのは神山くんなので、カメラに映るたび惚れ惚れしてました。蝶ネクタイお似合いだったなぁ。

君だけの僕だけのはまず立ち位置変更で驚かされるんですが、あれはジャニーズなら朝飯前なの?おそらく配信映像のトリック使われてたんだろうけど、アナログな方法でごろろ終わって君だけのの前にドタバタ階段昇り降りしてしれっとした顔で歌い出してたんだとしたらかわいい。

永遠の謎の14人のジャニーズWEST。あれはどうなってるんですか、まあ顔がいい男は何人増えてもいいか。ジャニーズWEST14人いたらうるさすぎて事務所タレント大集合のときは楽屋追い出されそう。

 

うちわコーナーいろんなことがあってなんとも形容しがたいのですが、配信なのに「他人のうちわから生まれるファンサで被弾する」という体験ができたのが斬新で楽しかったです。

何公演目だったか忘れましたが「あざといポーズして」のうちわを持った淳太くんが濵田さんに迫っていきそんな距離近くなる必要ある?ってくらい密だったシーンでハンカチ嚙んでました。これだからはまじゅんってやつは…。

ニラ畑とパチカ特化ゾーンは完全にスタッフさんが遊び始めた(もしくは永遠に終わらないうちわ設置作業で何かが切れてしまった)のを感じられてよかったです。

セトリ見返してて知ったんですがカラマジ始まりの日替わり曲は初日だけだったんですね。ジャニーズWESTにとっては数少ないクリスマスソングでなかなか披露機会もありませんがこれを機にもっと歌ってくれていいんですよ…。

 

W杯バレー映像が流れてとても嬉しかった!コンサートとはまた違った形でWESTと気持ちをひとつにできたリアルの場所だったので、感動が蘇りました。みんなで交代しながら回しを担当した副音声のバレチャンWEST、意図せず続いている今のソロラジオ体制にも生きているんじゃないかなと思います。

あ~~~コンサート終わってしまう~~~~。

ラストはto you。さよならの代わりに、いつかまた会おうなの歌。

今更to youについて語るべき言葉なんて見つからないのですが、とにかくみんないい顔で歌っていたなぁ。ばどのオタクとしては、初日~4公演目まで「お前の恥ずかしい過去~」で淳太くんの方から肩を組もうとしてくれているのになぜかちょっとタイミングが合わず上手く組めない(そもそも空気読みマンのあきとくんに珍しいと思った)というのが続いてややもどかしかったのが、最終公演では二人笑いながら肩を組んでて、今までは……この瞬間のための伏線……!!となりました(ちがうよ)。

 

ラスト、W troubleが「ジャニーズWESTだった」と正体を明かすとスプレーを煙幕にして奈落の底へ。映画のような余韻ある終わり方。

そしてジャニーズWESTとして帰ってくるアンコールが「ええじゃないか」onたこ焼き。わかってるのに鉄骨で出来てる舟を持って青のり銀テ盛大に振りかけられてる姿で毎回笑いました。

 

いや~楽しいコンサートだった!

ジャニーズWESTのコンサートはいつも楽しくて夢の世界なんだけど、その夢はどこか、わたしのいる現実と地続きになっているように感じる。

毎日絶望するほどではないし、自分の力で立ち直れる程度ではあるけれど、すこしつらかったり悲しかったり、そんな日々、わたしの現実。それがなぜか、明るく輝く世界ときちんとつながっている気持ちがするのです。

楽しいことが待ってるから辛いことを乗り越えよう、とか、もっと頑張ってるひとがいるから自分も頑張ろう、なんて、善いひとみたいなことは決して言えないし絶対言ってやらない。

でも、「つらい」も「かなしい」も、「うれしい」や「おもしろい」と同じ心の動きだと気づいてそれを楽しめるようになったら、W troubleが取り戻そうと抗った世界に近付けるんじゃないかとふと考えて。

どうしようもない今日でも少し違った気分で過ごしていけそうです。

 

素敵なライブをありがとう!またどこかで会いましょう!

 

最高最高VivaViva Bravoな楽曲が収録されたアルバムはこちら